2017年11月29日

2017年11月29日 愛知県・刈谷市刈谷字八丁南裏他 亀豊園赤線(遊郭)跡







刈谷・西日を浴びるマーケット


刈谷の赤線、亀豊園は七軒で構成されていたとものの本には書いてあります。
そのうちの一軒と同じ屋号、同じ住所の旅館を写真に収めていたところ、こちらに向かって歩いていらっしゃった上品な女性と目が合いました。
ぼくが挨拶すると、とても優しい感じの挨拶がかえってきました。


刈谷・出会った路地


この人なら大丈夫かな、と思い切って尋ねます。
『この×××旅館はかつて特飲だった×××さんでしょうか?』
しまった、特飲という言葉は一般的じゃないな、と思いましたが、至極あっさりと、
『そうですよ』との返事。
『この建物は当時のものでしょうか』とぼく。
『いいえ、この建物は昭和34年に、はじめから旅館として新築しましたよ』と女性。
『特飲の時は、下がり松(松坂町)の方にありましたから』。
やけに詳しいな…と思ったぼくの気持ちを見透かしたように、女性がおっしゃいました。
『私、×××の娘です』。


刈谷・タイルのある家


『もう、何もありませんよ』
女性はそう言いながら、特飲時代の×××さんがあった松坂町の場所を教えてくれました。
行って見ましたが、やはり、何もありません。
のどかに川が流れているばかりでした。


刈谷・刈谷映劇、友楽


昔、刈谷の中心は刈谷市駅のあたりでした。
映画館も三館ありました。
そのうちのひとつ、刈谷映劇と、特飲・友楽があった土地に建っているのが上の写真のマンションだそうです。


刈谷・友楽不動産


なお、友楽さんは不動産屋に転業されたとのことでした。
他のお店では、特飲・初文さんと同名のバー初文というお店が昭和38年の地図では刈谷駅近くに見受けられますが、同じ店が移転したものかどうかは不明です。


刈谷・上天温泉


トップ画のカラー写真の辺りは、昭和20年代にマーケットがあった場所です。
今にも倒壊しそうな…というより、すでに半壊している建物もあったりします。
鑑札の残っているお店もちらほら。


刈谷・マーケット


そんな中にバー白夜があります(この店は特飲では無いと思います。たぶん)。
もともとはバーですが今は喫茶店のようなお店で、モーニングとランチのみの営業です。
『友達しか来ない店』だそうで、新規のお客さんは少ないとのこと。


刈谷・白夜


といっても、一見さんお断りというわけではもちろん無く、立地柄なのか、人が来ないだけのようです。
刈谷散策の際にはぜひ、こちらでランチをいかがでしょう?
おいしかったですよ!
なお、白夜のママは15年前にここに来たそうなので、昔のことはご存じありませんので、念のため。


刈谷・刈谷浴場


参考ウェブサイト:

映画館巡り タイムスリップの旅は刈谷映劇からハジマル。(なんと、刈谷映劇が実家の方です)
https://4travel.jp/travelogue/10098173

刈谷浴場(刈谷浴場の内部の写真が!)
http://heartland.geocities.jp/nagoyasento/other/kariya.html

友楽不動産(公式サイトです♪)
http://you-raku.co.jp/


刈谷・地図


刈谷・八丁南裏辺り・行き方
名鉄三河線刈谷市駅下車。徒歩5分。
又は、JR東海道線刈谷駅下車徒歩15分ていど。

バー白夜・行き方
名鉄三河線刈谷市駅下車。駅前から大通りを北西に進み、刈谷市駅北交差点を右折。
セブンイレブンの看板と保育園の間の細い道を左折してすぐ。徒歩5分程度。


刈谷・セビリアの理髪師


にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ

にほんブログ村

にほんブログ村 写真ブログ 建物・街写真へ
にほんブログ村









刈谷・下り松川付近を行く名鉄電車

posted by ahoujin at 01:20| Comment(0) | 遊郭(愛知県)

2017年11月16日

2017年11月13日 愛知県・岡崎市渡町(矢作町)千鳥園赤線(遊郭)跡







千鳥園・たつみ寮


岡崎にあったといわれる赤線・千鳥園。
手元には、千鳥園についての文献は皆無でした。
そもそも、その存在を知ったのもインターネットの掲示板という心細さ。
あとは、春馬車さん(@jounalduvoleur) の過去ツイートだけが事前の情報でした。


千鳥園・柿


そういうわけですから、歩き通し覚悟・無駄足覚悟で岡崎まで来たのですが、案ずるより産むがやすしとはよく言ったものです。
図書館で古い住宅地図を閲覧したところ、あっさりと見つけてしまいました。
千鳥園があった渡町自体は広いのですが、広い渡町の中でも住宅地図がある区域は思いのほか少なかったことも幸運でした。


千鳥園・捨てられた看板


ストリートビューでの予習では、名鉄電車の北側にあるのではないかと思っていたのですが、実際には名鉄線のガードをくぐった南側にありました(以前に春馬車さんがツイートしていた通りでした)。


千鳥園・やっこ


ご近所でお会いした方にお伺いしたところ、当時のもので残っているのは上の写真の建物(『やっこ』というお店があった場所にあたります)ぐらいではないかとのことでした。
大通りから直角に伸びているメインストリートに料理屋があって、メインストリートに直角に交わってる横道にあった置き屋さんから(娼妓を)呼んでいたようだ、とも教えていただきました。


千鳥園・玉乃家


トップに配したカラー写真は、この一角で唯一屋号が残っていたお家で『たつみ寮』と読めます。
置き屋さんぽい名前ですよね。
すぐ上の写真は、『玉乃家』というお家があったあたりです。


千鳥園・大和、ますみ、一力


上の写真は、左の手前が『大和』、左の奥は『ますみ』、右は『一力』と『松竹』が並んでいた辺りになります。
狭い区域に密集していたようです。


千鳥園・やっこと金波の間の道


上の写真は、二本ある横道のうち、大通りに近い道です。
ごらんの通り、細くて未舗装。
知らなければ住人以外は来ないような道でした。
この通りに『たつみ寮』はあります。
下の写真は『たつみ寮』を違う角度から見たところです。


千鳥園・たつみ寮と流し台



下の写真は、もう一本の横道。
矢作川に近い方の道です。
右の空き地は『おかめ』というお店があったあたり。
左のお家があるのは、『花月』というお店があったあたり。
サイディングがされてはいますが、古い建物のようです。
それにしても、日が短くなりました。


千鳥園・花月


千鳥園・行き方
名鉄名古屋本線矢作橋駅下車徒歩10分。
または昭和園赤線跡(板屋町遊郭跡)からでも徒歩20分ほど。


千鳥園地図


参考ウェブサイト:

しょっぱい営業がカメラを構える!(言わずと知れた春馬車さんのブログです。最近、更新が再開されたのがうれしいですね)
http://harubasha.blog.fc2.com/

矢作川の橋とダム巡り(文字通りで、マニアックです)
http://8.pro.tok2.com/~secondinou/hasi&damu/yahagigawa/yahagigawa.htm


にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ

にほんブログ村

にほんブログ村 写真ブログ 建物・街写真へ
にほんブログ村







千鳥園全景
タグ:愛知 建築 遊郭
posted by ahoujin at 22:29| Comment(2) | 遊郭(愛知県)