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2020年03月29日

三重県・鈴鹿市白子本町 江島赤線(遊郭)跡







白子江島・○○園


伊勢神戸から伊勢街道を辿ってくると、白子の街があります。
戦後にこの白子にあった娼家の数は、はっきりとはわかりませんでした。
でも、地元の方に聞いたところによると、3、4軒だったとのこと。
おおむね、伊勢街道の周辺にあったようです。


白子駅前



下の写真の場所が、○○○さんがあったあたり(諸々の事情から伏せ字にしました)。
アパートの名前に屋号が残っています。
昔のお店は、不幸な火事で燃えてしまったと教えてくれた方がいましたが、アパートの背後に旅館風の古い建物がありますので、そちらも○○○さんの一部だったかもしれません。


白子江島・H



下の写真は海松館さん。
こちらも、アパートの名前に屋号が残っています。
その名の通り、海のすぐ近くです。
もっとも、今は近辺に松はありませんが、往時は松林があったのでしよう。
敷地内に残っているほこらと、石のタヌキは当時物かもしれません。


白子江島・海松館
海松館はきれいな集合住宅になっていた。

白子江島・海松館の前の海
海松館の前はすぐに海となっている。


少し離れたところにある、旅館○○さん。
こちらは、赤線時代は晃楽園という屋号でした。
そして、現在は、瀟洒な飲食店となっています(旅館の看板はありますが、旅館としての営業はしていません)。
ブログを拝見すると、大掛かりな改装をしていらっしゃいます(素敵な玄関も改装後のもののようです)。
でも、行ったことがある方に話を聞くと当時の雰囲気が残っているところもまだあるようです。
これは、入店せざるを得ないでしょう。
しかし、この日は日曜日。
残念ながら定休日でした。
後日、改めて来ることといたしましょう。


白子江島・旅館
白子の旅館。晃楽園ではありません。


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白子の街並み








白子の旅館
白子の旅館。晃楽園ではありません。
(2019年11月24日)
posted by ahoujin at 14:36| Comment(0) | 遊廓(三重県)

2020年03月21日

三重県・菰野町湯ノ山 湯楽園赤線(遊郭)跡







湯ノ山・かじか
河鹿荘の美しいフォルム。


初春の一日、湯の山温泉に行ってまいりました。
近鉄湯の山温泉駅から、三重交通のバスに乗り換えます。
バスは山道をぐいぐいと上っていきます。木々の間からときおり見える街並みは、はるか下界にあります。
いつの間にこんなところまで来たのかと驚くぐらいの高度です。
そういえば、松本清張の小説に、御在所が舞台になったものがあったなあなどと考えるともなく考えていると、終点、湯の山温泉・御在所ロープウエイバス停に着きました。


湯ノ山・石碑
湯ノ山温泉三業組合長の名前が見える。


さて、バス停から温泉街までは急な坂道を下るのですが、その途中に大黒天があります。
そこの石碑には、発起人として、湯の山温泉三業組合組合長のY氏の名前がありました。
Y氏は、湯の山温泉にかつてあった老舗旅館、杉屋の社長だった人です。
この杉屋と寿亭(今の寿亭とは別の経営者でした)が当時は中心となって三業組合を回していたと、地元の方が教えてくれました。


湯ノ山・杉屋東店閉店のお知らせ
杉屋の名前はつくが、実質的には杉屋とは別の経営だったという。

湯ノ山・アーチのある家


湯の山温泉には、赤線があったといいます。
カストリ書房さんの『実態調査全国赤線青線地区総覧』という書籍によれば、その名も湯楽園。
七軒で構成されていたとか。
ぼくが知る限りでは、



喜久住
喜の家
山楽
玉の家
ひな屋

というお店があったようです。

地元の方にそれらのお店についてお尋ねしたところ、とてもていねいに教えてくれました。
下の写真が泉さんだった家。
置屋をしていましたが、後年は玉突き場をしていたそうです。


湯ノ山・泉


下がひな屋さんがあったところ。
置屋さんでした。
今は駐車場になっています。


湯ノ山・ひな家


下が翁さんがあったところ。
置屋でしたが、メインは売店だったそうです。
後年は喫茶店でした。


湯ノ山・翁


下が玉の家さんがあったところ。
やはり置屋でした。
まったく影も形もないですね。


湯ノ山・玉の家


下が喜の家さんがあったところ。
後年は美奈川という旅館でした。


湯ノ山・喜の家


なお、喜久住は名前は聞いたことがあるけれども、どこにあったかはわからない、山楽というお店は聞いたことがないとのことでした。


湯ノ山・杉屋支店
駅前には杉屋の支店があった。

湯ノ山・寿亭、杉屋の裏


お話しを聞かせてくれた方によると、ぼくが挙げたお店は、全て置屋であり、娼家ではなかったとのこと。
また、湯ノ山には他に娼家があったことはない、とおっしゃっていました。
売春防止法が施行されたのは、その方が中学を卒業した年です。
だから、赤線のお世話になったことはないんだよ、とのことでしたから、まだ若すぎたその方が知らないだけかもしれません。
湯楽園はぼくの挙げた七軒なのか、それとも別に娼家が存在したのか。
それとも、表立っては存在しなかったのか。


湯ノ山・河鹿荘

湯ノ山・河鹿荘の横顔


松本清張の小説においては、執念深く御在所の石河原を捜索した刑事によって煙草の吸い殻が見つけられ、それが糸口となり、あわや迷宮入りだった事件が解決しました。
湯の山温泉の赤線、煙草の吸い殻は見つかるでしょうか…。


湯ノ山・翠月旅館
軒灯には萌えます。


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湯ノ山・杉屋東店








湯ノ山・温泉までの道
(2020年3月21日)
posted by ahoujin at 23:40| Comment(0) | 遊廓(三重県)