2017年01月03日

2017年1月2日 岐阜県・岐阜市高岩町 岐阜芸妓検番付近






岐阜市・岐阜検番


あけましておめでとうございます。
今年もどうかよろしくお願いいたします。

さて、お正月ということで、初詣で賑わう岐阜の町に友人と行ってまいりました。


岐阜市・八ツ寺町


木村聡先生の『赤線跡を歩く【完結編】』に再録されている「夜の女性街・全国案内版」によりますと、

岐阜 花街は三ヶ所に分れ、上の芸妓は伊奈波町、中の芸妓は高岩町から住吉町、弥八町、若宮町界隈、下は元金津遊郭内、併せて120軒、350名いる。

となっています。


岐阜市・住吉町


今回、せっかくなので”上”、”中”、”下”の三ヶ所すべて回ってみました。
今日は岐阜芸妓検番のある”中”、高岩町・住吉町・弥八町・若宮町付近の街並みをご紹介します。


岐阜市・美園町


なお、”下”にあたる、金津遊郭があったところ(今の西柳ケ瀬。金津園とは異なります)も、金津遊郭ができる前は高岩という地名だったようですが、今回訪ねた高岩町はそれとは別の場所になります。


岐阜市・西園町


下の写真の”満豊”さんは、鳳川妓連の公式サイト(金毘羅ふねふねが気になります)によりますと、「岐阜の花街で最後に残ったお茶屋」だそうです。
さらに、「お茶屋とは貸し座敷のことで、お客様の好みに合わせてどのようにでもご利用できます。」
と続きます。
吉原などでは遊郭のことを貸座敷といいましたが、文脈からすると、いわゆるレンタル・ルームのようなもののようですね。


岐阜市・高岩町満豊


弥八町・住吉町はスナック街という雰囲気でしたが(3枚目の写真が住吉町です)、高岩町付近は一転して料亭街となっています。
ぼくは料亭とは縁の無い人生を送ってきたので、料亭がどんなものかはよくわかりませんが(別に泣いてなんかいません><)、なんとなく高級な雰囲気が漂っているような気がします。


岐阜市・高岩町万平



下の写真は「八重菊」さんという表札がありました。
たぶん料亭だと思うのですが、三棟が連結したような大規模なつくりです。


岐阜市・高岩町八重菊


下の写真は個人の方のお住いのようなのですが、かなりいいオーラが出ています。
前回、紹介した吉原遊郭跡の「ゆうらく」さんと似た感じですよね。


岐阜市・西園町全景


岐阜の街をゆっくり歩いたのは今回が初めてだったのですが、高岩町付近に限らず、古い建物の宝庫で楽しめました。
愛知で「芸文」というと、栄にある近代的な県立の会館のことですが、岐阜の「芸文」はもっとすごいです。
今回は行けませんでしたが、次は生で見たいものです。


岐阜市・中


高岩町付近・行き方
最寄りのバス停は岐阜市役所南庁舎前です。
JR東海道線岐阜駅から12番・13番乗り場から岐阜バスで約8分。
徒歩でも20分〜30分ほどです。





参考ウェブサイト:

金津園ソープ徹底攻略・コラム〜岐阜のソープランドについて〜(超おすすめ!敷居が高いタイトルですが、実はこっち向きの内容。岐阜県の遊郭の変遷、細かく年代ごとに作られた古地図gifは感涙もの。このサイトを見てから行くべきでした!)
http://www.xn--3ck9bufn90ojcxm89b.com/column.html

レッツぎふ グルメ 万平(かの大島旅館とは・・・気になるところです)
http://g.lets-gifu.com/shop/index-4916.html

京まちづくりの会(西柳ケ瀬が「高岩」という地名だったことが書かれています)
http://blogs.yahoo.co.jp/gifukyoumachi/1913968.html

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岐阜市・西園町
タグ:岐阜 建築 遊郭
posted by ahoujin at 15:35| Comment(2) | 遊廓

2016年12月05日

2016年12月4日 東京都・台東区千束 吉原遊郭跡







吉原・ゆうらく正面


binariaのライブを見に行ったついでに、吉原を訪ねました。
人生初吉原です(笑)。
現役の風俗街はどうしても敷居が高いですよね。


東京吉原・助六


ぼくが行ったのは、午後一番だったのですが、すでに客引きの方々が手ぐすね引いて待っている状況だったので驚きました(今、気がついたのですが、日曜日だったから昼間でも稼ぎ時だったんでしょうね)。
とはいえ、彼らも紳士的で、しつこく声をかけてくる人はいませんでした。
まあ、カメラ持ってるし、こいつは目的が違う、と思ってくれたのかもしれません。


東京吉原・白菊


ただ、やっぱりじろじろじっくり見て回れるような雰囲気ではないのです。
明らかに警戒心を持ってこちらを見ている客引きの方もいます。
そんな時に役に立つのが、ストリートビューですよね。
ぼくも、あらかじめストリートビューで下見をして、見たいところは地図にしるしをつけておきました。


東京吉原・太閤


そのおかげで、わりあいスムーズに見て回れたのじゃないかと思います。
それでも、狭い道に客引きが何人もいるようなところはやはり通れませんでした。
そんな道に限って、ストリートビューで復習していたら、ピンとくるような店があったりするんですよね(涙)。


東京吉原・江戸町通り


下の写真は、ゆうらくというお店だったところです。
1枚目のカラー写真も同じところです。
木村聡先生の『赤線跡を歩く』にも掲載されていますね。
今回、たまたまこちらのご主人に少しお話を聞かせていただくことができました。


吉原・ゆうらく側面


この建物ができたのは、昭和22年だそうです。
そして、1枚目の写真で見ることができる、丹精込めた菊の鉢が置いてある棚のあるところ、あそこが遊郭当時は入口だったとのことでした。
部屋がいっぱいあるので掃除が大変だ、とこぼしていらっしゃいました。


東京吉原・黒潮


上の写真から最後までは伏見通りにある遊郭跡(赤線跡)です。
この通りは奇跡的に、現役の風俗店が一軒もありません(条例などによるのかもしれません)。
ですから、ゆっくり見て回れるんですよね。


東京吉原・マスミ


遊郭趣味の総本山たるカストリ書房さんもこの通りにあります。
今、カストリ書房さんがあるところも建て替えられてしまってはいるけれども、もとは赤線があったところだと教えていただきました。


東京吉原・親切


カストリ書房さんでは、吉原の地図を購入しました。
平成5年、昭和33年、昭和20年、大正12年、明治27年の吉原の遊郭の所在・屋号が一覧できる地図です。
税別2500円ぐらいするので、買うときはちょっと高いと思ったのですが、家に帰ってこの地図を見ていると、全然飽きません。
撮ってきた写真とストリートビューとこの地図を照らし合わせながら見ていると、時間が経つのを忘れてしまいますよ。


東京吉原・プリンセス


なお、この地図は店舗販売限定で通販はしていないそうです。
みなさんも、吉原に行ったら、ぜひカストリ書房さんで地図を入手してください。
オススメです。
ところで、上の写真の建物は、なんとなく満鉄のパシナ機関車を思い起こさせませんか?


東京吉原


吉原・行き方
現役の遊郭に行くのでしたら送迎があるようですが(吉原の中は送迎車だらけです)、遊郭跡に行くのでしたら、自力で行くしかありません。
東武あるいは東京メトロ浅草駅下車、東武浅草駅前バス停から池袋駅東口行きの都営バスに乗り、吉原大門バス停下車すぐです。
また、日比谷線入谷駅・三ノ輪駅から歩いても15分ほどです。




参考ウェブサイト:

浅草防犯安全協会(読み応えがあります)
http://www.yoshiwara.tv/main.html

吉原弁財天(悲しいエピソードが残っています。時間があったらぜひ訪ねてみてください)
http://yoshiwarajinja.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai00.html

第二桜荘(件の地図によると、「かおる」というお家だったところのようです)
https://www.homes.co.jp/chintai/b-1182440025427/

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東京吉原・プリンセス標語
タグ:東京 建築 遊郭
posted by ahoujin at 21:43| Comment(2) | 遊廓

2016年11月21日

2016年11月1日 愛知県・名古屋市北区 城東園遊郭(赤線)跡






城東園・松竹


名古屋に行ったついでに、遊郭(赤線)跡に行ってまいりました。
城東園遊郭(大曾根)です。
中村遊郭(名楽園)に比べるとマイナーですよね。
『全国遊郭案内』にも掲載されていません。


城東園・石黒医院


とはいえ、遊郭としての規模は決して小さくありません。
城東園には150〜158軒の建物があったといいますから、単純に軒数だけで比べれば中村遊郭よりも多いぐらいなのです。


城東園・三軒並んだお店


『なごや新三百景』(中日新聞本社・昭和62年)によると、戦前の城東園は環状線道路の北側、垣戸町(がいどちょう・・・読めないですよね)のあたりにありました。
それが、空襲被害のために、戦後になって現在の場所に移転してきたそうです。


城東園・擬宝珠のある家


城東園は、中村遊郭や吉原遊郭のように街が囲まれているわけではありません。
住宅街を普通に歩いていたら、いつのまにか遊郭街だったという感じでした。


城東園・カフェー跡


今でもかなりの建物が残っています。
カフェー建築っぽいものもありますし、遊郭建築もあります。
一軒だけソープランドがあるのですが、ここも看板建築っぽいので、もしかしたら元妓楼なのかもしれません。


城東園・三軒並んだ家2


以前、遊郭部様のサイトで、室内に太鼓橋がある元遊郭の旅館のルポを読んで感激したことがあります。
このルポの旅館は豊橋だったのですが、城東園にも室内に太鼓橋が架かっているお家があって、感無量でした。
あるところにはあるものなのですね。


城東園・レインボー


下の写真の建物では、『多恋人』というカラオケ喫茶が営業中です。
中を見てみたかったのですが、カラオケ喫茶という業態に馴染みがないので、勇気が出ませんでした。


城東園・多恋人


看板には『加藤聖子の店』と書いてありました。
なお、お店の扉にもポスターが貼ってありますが、加藤聖子さんの『私ひとりのあなたです』は好評発売中です。


城東園・多恋人の家


城東園・行き方
名古屋市営地下鉄名城線志賀本通駅下車。
角に『すき家』がある南東方面に向かう道を歩いて行くと、5分ぐらいで杉栄町5の交差点に出ます。
そこから南に下ったあたり一帯が城東園です。
市バスを利用するときは、杉栄町五丁目バス停下車。
ナビを使うときは、『F&J』というソープランドで検索すると早いです。


城東園地図


参考ウェブサイト:

ゴリ夢中(杉栄町にある、ルリ美容室が紹介されています)
http://www.ctv.co.jp/gori/2008/0209_017/collect_data/

割烹直半(洒落た建築の割烹料理屋さんです)
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230110/23030694/

とんかつ秀らく(気になる造りです)
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230110/23019129/


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城東園・ねこ
タグ:愛知 建築 遊郭
posted by ahoujin at 15:17| Comment(2) | 遊廓