2016年09月19日

2016年9月10日 愛知県・名古屋市中川区尾頭橋 八幡園遊郭跡 







尾頭橋・不朽園2


名古屋に行く用事ができました。
でも、ただ行って帰ってくるのもつまらない。
そこで、以前から気になっていた尾頭橋の遊郭街に寄ってきました。
通り道ですしね。
尾頭橋駅からだと歩いてもすぐなのですが、空腹だったので金山駅で下車。


尾頭橋・八幡園金鈴商店


金山の松屋で昼食後、徒歩で尾頭橋に向かいます。
それにしても妙に人通りが多い。
まさか遊郭街を見に行く人の群れじゃあないしなあ、と思っていたら競馬新聞を持った人が。
尾頭橋の場外に行く人たちだったんですね。


尾頭橋・八幡園妓楼


ぼくは遊郭街に行くとき、事前の下調べはほとんどしません。
なぜかというと、事前の知識が無い方が感動や驚きが大きいからなんですね。
ただ場所がわからなくては行けないので、場所だけは大まかに調べて行くようにしています。


尾頭橋・八幡園妓楼和洋


そして、行ってきた後でネットでいろいろなサイトを見て『なるほど・・・』と色々な知識を得るというのがいつものパターンです。
『えーっ、こんなのあったの!!』
なんて、見るべきものを見そこなってしまう失敗もよくあるのですけどね。


尾頭橋・八幡園妓楼らんぷ


今回は、事前の知識が無くて成功したパターンでした。
実は、尾頭橋には大して期待していませんでした。
ついでに立ち寄るにはちょうどいい場所にあるから来たのですからね。


尾頭橋・八幡園


ところが、来てみてびっくり。
いい意味で期待を裏切られました。
あっちにもこっちにも妓楼らしき建物が。
そして、ここの遊郭は面積が狭いので、じっくりと見て回れるのです。
かなり興奮しました(笑)。


尾頭橋・つたや2


上の写真は、「つたや」というスナックの壁を隣のコインパーキングから撮影しました。
このコインパーキングは何をかくそう、以前は「床元」という妓楼があった場所です。
なんて、知ったようなことを書いていますが、先ほども書いたように事前の知識なしに行っているのでそういう場所とは帰宅して調べるまで知りませんでした。


尾頭橋・八幡園一力


下の写真は、銭湯・八幡温泉です。
この八幡温泉が実に味わい深いんですね。
併設のコインランドリーも必見です。
そうそう、この尾頭橋の遊郭は「八幡園」というそうです。


尾頭橋・八幡温泉



尾頭橋八幡園・行き方
JR東海道本線尾頭橋駅下車すぐ。
尾頭橋公園を目指して行くとわかりやすいです。
下の地図をご覧いただくとわかるように、八幡園は遊郭の道路が今もそのまま残っています。
その中心にあるのが尾頭橋公園です。
その尾頭橋公園を囲むようにいくつもの妓楼が残っています。
八幡園の妓楼は現在はほとんどが個人宅のようですので、散策するときはお気遣いをお願いします。


尾頭橋・八幡園地図



参考ウェブサイト:

レモン糖の日々(「床元」の写真があります)
http://lemonsugar.jugem.jp/?eid=225

不朽園(尾頭橋の入り口にあるいかした建物の最中屋さん。この記事の1枚目の写真にも写っています)
http://www.fukyuen.co.jp/index.html

八幡温泉(今の今まで「やわた」だと思っていましたが、「やはた」が正解みたいです)
http://aichi1010.sakura.ne.jp/nakagawa/yahata.html


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posted by ahoujin at 01:48| Comment(0) | 遊廓

2016年09月09日

2016年9月4日 兵庫県・たつの市 御津町室之津遊郭跡





室之津港



かなり昔のことですが、竹久夢二に傾倒していました。
その頃にぼくが通い詰めていたのが、室之津。
現代の地名では室津なのですが、夢二の絵では室之津なので、ぼくの中ではここは室之津なんです。
通い詰めた、と言っても何をしていたわけでもありません。
ただ防波堤にすわって、暮れていく海を眺めていました。



室之津きむらや



竹久夢二が宿泊して、ここの女主人をモデルに作品を描いたと言われるのが上の写真のきむらや
神姫バスの室津西口バス停前にあります。
このきむらやさんで名物の穴子丼を食べるべく入店しました。
ところが、どうも店内がバタバタしています。
聞いてみると、団体さんがこれから来るので、今からだと1時間は待ってもらうことになります、とのこと。
穴子丼は断念せざるを得ませんでした。




室津漁港




きむらやさんの前の道を下ると、室津の港です。
事前の調査では、土日は14時までこの港で魚市場が開かれているとのことだったので期待していましたが、しばらく前から日曜日の市は無くなっていたようで、穴子丼に続き、魚市場も残念な結果に。



室津海駅



気を取り直して、室之津の街並みです。
細い道の両側に、古い家々が並びます。
奈良井宿も同様に古い家々が並んでいましたが、あちらはよくも悪くも観光地の商店街といった風情でした。
室之津は日常の暮らしそのままの飾らない街並みがただ続いています。


室津



室津海駅館と室津民俗館の両方で尋ねましたが、室之津遊郭の建物はもう残っていないとのことでした。
当時、遊郭があったのは下の地図で赤く囲ったあたりだそうです。



室津遊郭


下の写真で言うと、この道の左側一帯です。
当時の建物では無いとわかっていても、ひょっとしたらと思わせてくれるようないい感じの建物が並んでいますよ。


室津遊郭跡


写真は撮らなかったのですが、室之津にはお夏清十郎の清十郎の生家跡もあります(こちらも建物はありません。石碑だけです)。
数ある夢二の足跡のうち、ぼくが特に室之津に入れ込んだのは、このお夏清十郎の影響も大きいです。
お夏清十郎のエピソードを知ったのは、朝日新聞社の『日本列島恋歌の旅』(池田弥三郎著)でした。
朝日新聞のたぶん日曜版とかの記事を本にしたものなのでしょうが、恋歌等の舞台となった土地を情緒的な文章と美しい写真で紹介したこの本は、文学少年(笑)だった高校生の頃の自分にとってバイブルでしたね。
もし、古本屋で見つけたらぜひ読んでみてください。
おすすめです。



室津船大工



帰り道、道の駅まで歩いたのですが、途中に坂水地蔵尊(下の写真です)がありました。
説明によると、この地蔵尊のあたりは傾城ケ嶽といい、遊女が身を投げたところだそうです。
芥川が芸術としてのキリスト教を愛したように、ぼくは芸術としての遊郭を愛しています。
けれども、そこで働かざるを得なかった方たちのこと、そして、現代でも同じような境遇にある方がいることを思うとき、たまらない気持ちになるのです。


坂水地蔵尊


室之津・行き方
山陽電鉄網干駅から神姫バスウェストで大浦行きに乗車、室津西口あるいは室津下車。
乗車時間は25分程度。
バスの本数が極端に少ないので、予め時間を調べてから行った方がいいです。
特に帰りの時間は要チェック!です。
なお、土日祝日なら、
室津16:43発→山電網干17:15着(神姫バスウエスト)
山電網干17:20発→JR網干17:34着(神姫バスウエスト)
JR網干17:44発米原行新快速(始発)
という、とても便利な行程で帰ることができますよ。




参考ウェブサイト:

お好み焼き小嶋(安くておいしい!店内の雰囲気もいい感じです♪)
http://tabelog.com/hyogo/A2805/A280501/28005732/

室津・浄運寺(遊女教化の御遺跡)その2(室津の遊女だった友君の墓を紹介されています)
http://blogs.yahoo.co.jp/zenibakojoudoji/19298146.html

たつの市観光協会御津支部(たつの市にはなってしまいましたが、やはりここは御津町なんですよね)
http://www.kanko-mitsu-hyogo.jp/index.html

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神姫バス

posted by ahoujin at 09:45| Comment(2) | 遊廓

2016年08月02日

2016年7月19日 神奈川県・横浜市 永真遊郭跡





横浜橋商店街


前夜は黄金町にあるホテルに宿泊しました。
築は古そうなビジネスホテルでしたが、リノベーションされた清潔なツインのシングルユースが3,240円!
直前予約ゆえのディスカウントでしょうが、それにしても安すぎますよね。

さて、この辺りは、旧遊郭跡(遊廓とはちょっと違うものもありますが)が多いのですね。
この黄金町もそうだし、曙町、そして永真遊郭跡もすぐ近い。
というわけで、この日は黄金町→曙町→永真遊郭跡というルートで歩きました。

横浜橋商店街


ところが、曙町を歩いているときに、カメラのシャッターが切れなくなるトラブル発生!
なんのことはない、バッテリー切れでした。
しかししかし。
こういう時に限って、予備のバッテリーを持っていないのですよね。
というわけで、デジカメをあきらめスマホのカメラをお供に歩きます。


永真遊郭地図


横浜の永真遊郭跡は、横浜市営地下鉄ブルーライン阪東橋駅を降りてすぐの場所にあります。
今の横浜橋商店街が、かつての永真遊郭と外界を隔てていました。
上は現在の地図なのですが、真金町と永楽町のあたり見事なまでに遊郭跡らしいたたずまいと言えるのではないでしょうか。


大鷲神社


この横浜橋商店街のWEBサイトを見ると、桂歌丸師匠の挨拶文が掲載されています。
というのも、師匠の生家はここ永真遊郭の「冨士楼」という妓楼だとのこと。
というか、今でもこの真金町にお住まいです。
なお、永真遊郭という名前は「永」楽町と、「真」金町を合わせた呼び方だそうです。


真金町


昭和30年代までは、永真遊郭も現役だったようですが、それから60年近く経っている現在では、当時の建物は残っていないようです。
それにしても、暑い一日でした。


日傘




参考ウェブサイト:

レファレンス事例詳細(永真遊郭についての参考文献が詳しいです)
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000113747

金刀比羅大鷲神社(由来が記されています)
http://yokohama-torinoichi.jimdo.com/

Hi Hi 横浜遊郭の歴史(横浜の遊郭についてめっちゃ詳しく書かれています。すごい労作!)
http://blog.livedoor.jp/tomtoms2004/archives/cat_10014820.html

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タグ:神奈川 遊郭
posted by ahoujin at 16:46| Comment(0) | 遊廓