2016年10月18日

2016年9月26日 東京都・墨田区向島 鳩の街赤線跡





鳩の町赤線跡・バンコの扉


やなぎなぎさんライブ"color palette〜2016 Green〜"を見に東京へ行ったので、時間を見つけて鳩の街を訪ねてきました。
上の写真は、一見バンコ・デルムット・ソッコルソのアルバムジャケットのようですが、鳩の街にあるお家です。


東京鳩の街カフェー跡


例によって、帰宅してから調べて知ったのですが、この町が吉行淳之介の「原色の街」の舞台なのだそうです。
もう30年近く読んでいませんが、ひさしぶりに読みたくなりました。


東京鳩の街赤線跡


鳩の街は、東京の下町を強く感じさせる町でした。
朝の時間だったこともあるのでしょう。
細い路地を歩いていると、朝ごはんやお化粧の匂いが漂い、食器の音、兄弟げんかの声、テレビの天気予報の音声などが間近に聞こえてくるのです。


東京鳩の街タイルのある家


鳩の街には名古屋の八幡園遊郭などにあるような遊郭建築はありません。
いわゆるカフェー建築なのですね。
円柱がとてもおしゃれです。
家を建てるならこんな家がいいなあ。


東京鳩の街アールのある家


この町のお家たちも古くなってしまい、あちこちで建て替えが行われておりました。
細い路地のなかに突然今風のマンションがでてきたり。
現代を代表するスカイツリーが借景に見えるのも印象的でした。


東京鳩の街柱のある家


下の写真は、カフェー建築の美しさを世間に知らしめた木村聡先生の名著『赤線跡を歩く』にも登場したお家です。
「二つあった入口の跡が残っているお宅。」として紹介されています。


東京鳩の街扉が二つある家


下の写真のお家も、やはり同書で「鮮やかなブルーを基調にしている」と紹介されています。
写真がモノクロなのでわかりにくいのですが、円柱やひさし、腰板がブルーのタイルでおおわれているのです。
同書の発行が1998年なので、あの本の写真からも20年近い月日が経っているのですね。


東京鳩の街青い柱のある家


やはり20年の歳月により、このお家もリフォームがされて壁の質感が変わっています。
それでもブルーの円柱をはじめ元々の意匠を残していただいたことに感謝です。


東京鳩の街三好弥


鳩の街通り商店街入口の脇に、とんかつ三好弥さんがありました。
三好弥さん発祥の地は愛知県だそうです。
愛知県民としてはちょっとうれしいかも。


東京鳩の街地図


鳩の街・行き方
京成曳舟駅から東向島一丁目の鳩の街商店街入口まで徒歩10分ぐらい。
ぼくは前夜に泊まった浅草六丁目のホテルから徒歩で行きましたが30分はかからなかったと思います。



参考ウェブサイト:

晴れときどき三好弥(このサイトで閉店とされている東向島の三好弥さんと上の三好弥さんは違うようです。謎が深まります)
http://blog.livedoor.jp/tokyo3448/

こぐま(今回は開店時間前だったので入れませんでしたが、次は絶対に行きたい!外見見るだけでも素敵です)
http://www.ko-gu-ma.com/

花街ノスタルジア(2002年、2010〜2013年の鳩の街の写真が見られます)
http://furo1010.blog.fc2.com/blog-entry-83.html

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鳩の町商店街
タグ:東京 建築 遊郭
posted by ahoujin at 17:35| Comment(2) | 遊廓

2016年10月10日

2016年9月14日 北海道・小樽市梅ヶ枝町遊郭跡 手宮タヌキ小路






梅ヶ枝遊郭・町名表示


小樽は遊郭跡の多く残る街です。
梅ヶ枝、手宮タヌキ小路、住ノ江、松ヶ枝、信香・・・。
今回はその中でも、北にある2か所、梅ヶ枝遊郭(北遊郭)と手宮タヌキ小路に行ってきました。


梅ヶ枝遊郭・坂上を望む


とは言っても、梅ヶ枝遊郭跡には妓楼は現存していません。
地元の方にお伺いしたところ、梅ヶ枝の坂の途中にある、ツルハドラッグ付近に以前は妓楼があったということでした。
上の写真は坂下から坂上を望んだものですが、道路の左側左奥の方にあたります(下の地図を参照してください)。


梅ヶ枝遊郭・バス停


全国遊郭案内』(昭和5年)によれば、梅ヶ枝町遊郭の妓楼は12、3軒ほどあったということです。
今の景色からは、当時の賑わいは想像できません。
静かな住宅街です。
下の写真は梅ヶ枝の坂上から坂下を望んだものです。


梅ヶ枝遊郭・坂下を望む


坂を下り、旧手宮駅に来ました。
このあたりにタヌキ小路というところがあり、往時は遊郭があったとのことでした。
小樽商工会議所のページによると、タヌキ小路はコンビニの脇を入ったところとなっていますが、この辺にはコンビニはありません。


手宮・タヌキ小路


弱ったなと思いつつ、参考になる資料があるかもと近所にある総合博物館に入館しました。
受付の方にタヌキ小路の場所をお伺いしたところ、狸小路は札幌です、と言われます。
いやいやそうじゃなくてとスマホで小樽商工会議所のサイトを見てもらいました。
ああ、それならと、今はデイケアサービスになっている目の前の店が以前はコンビニだったと教えてくれました。
それがわかれば総合博物館よりもタヌキ小路です。
だいたい、総合博物館と言いつつ、ここは鉄道専門博物館なのでした。
小樽市にはもっとわかりやすい名称を付けるようにお願いしたいところです。
というわけで結局総合博物館は5分と見ないで退館。
タヌキ小路に向かいました。


手宮・タヌキ小路富士の湯


タヌキ小路をぶらぶらと歩きます。
上の写真はタヌキ小路にある銭湯。
銭湯というより発電所みたいじゃないですか?
以前に行った、夕張・清水沢の火力発電所を思い出しました。


小樽・タヌキ小路富士の湯全景


上の写真が銭湯の全景なのですが、煙突が無ければ銭湯とはわかりませんよね。
いや、煙突があってもわからないかも・・・。
右端に置いてあるナンバープレートの無い軽ワゴン車も味わいがあります。


手宮・タヌキ小路遊郭跡


上の写真はそれっぽいので撮影したのですが、さっきネットで調べていたらただ一つ残っている元遊郭跡だそうです。
いつまでも残してほしいものですね。


梅ヶ枝遊郭・タヌキ小路


梅ヶ枝町・手宮タヌキ小路・行き方
ぼくは小樽駅から徒歩で行きましたが(歩いても30分かかりません)、バスでも行けます。
JR小樽駅前バス乗り場(3番)から北海道中央バスでかもめが丘団地行き、またはおたる水族館行きに乗車、手宮バス停下車で手宮タヌキ小路に行けます。
梅ヶ枝町までバスで行くのなら、かもめが丘団地行きに乗って梅ヶ枝町バス停下車となります。
乗車時間は10分程度。220円。
なお、ここは1日乗車券(750円)の範囲内なので、それを利用するのもいいかもです。


参考ウェブサイト:

関西学院大学社会学部 島村恭則ゼミ(小樽と言えばこのサイトです)
http://d.hatena.ne.jp/shimamukwansei/searchdiary?of=24&word=%2A%5B%BE%AE%C3%AE%A4%CE%C5%D4%BB%D4%CC%B1%C2%AF%B3%D8%5D

富士の湯温泉("もちろん現在は常識的な温度になっていますので安心して入浴していただけます。"だそうです(^^;)
http://www.kita-no-sento.com/sento/216/

カストリ出版(『全国遊郭案内』をはじめ遊郭・赤線関係の専門出版社です)
http://kastoripub.blogspot.jp/


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手宮・旧い建物
タグ:北海道 遊郭
posted by ahoujin at 16:27| Comment(2) | 遊廓

2016年09月30日

2016年9月14日 北海道・小樽市朝里ダム






小樽市・エゾリス


小樽に行ってきました。
3年連続で秋の北海道に来ていますが、その度にエゾリスを見に行く習慣になっています。
この日も早起きしてエゾリスを見に行きました。
地元の親切なおじさんおばさんにエゾリスがよく来るというポイントを教えていただき、待つこと約1時間。
かわいい姿を拝むことができました。


小樽市・朝里ダム案内看板


さて、朝里ダム。
このダムは珍しいロケーションです。
上の写真の案内図にあるように、ダムへのアプローチ道路が高さを稼ぐためにらせん状になっているんですね。


小樽市・朝里ダム洪水吐


なので、ダムの姿は早くから見ることができるのですが、なかなか近くに行けないのです。
と、提体のわきに、歩行者通路がありました。
これを行けば、ループ1周分歩かなくてすみそうです。
ラッキー、なのかな?


小樽市・朝里ダム歩行者用通路


上の写真がその歩行者通路の入り口です。
この歩行者通路は雑草の生え方でもわかるように、熱心に整備されているとは言えません。
基本、階段なのですが、ほとんど水浸しの上、クモの巣だらけです。
足元を注意していると、クモの巣にひっかかり、クモの巣を注意していると足元が滑るという難所でした。
間違っても、デートなどでは通らないことをおすすめします。
急がば回れ、ということわざをかみしめることのできる通路でした。


小樽市・朝里ダム海を望む


歩行者通路の階段を登りきって、ほっとしたのもつかの間、鍵のかかった鉄扉が。
一瞬、これを乗り越えなければいけないのかと焦りましたが、固くなっていただけでかぎは掛かっていなかったことが判明、何とか天端にたどり着きました。


小樽市・朝里ダム


この日はあいにくの曇り空だったので写真ではわかりにくいのですが、天端からは海が見えます。
意外なところから海が見えると、なんか得した気分になりますよね。


小樽市・朝里ダムダム湖


下の写真は帰りにループから撮影したのですが、実際の風景というより、まるでジオラマみたいです。
このループ道路、歩道がありませんので徒歩で行かれる方は車に注意してください。
この日は、この先の道路(なんと、定山渓ダムまで続いています)で交通事故があったらしく、ループ道路が車両通行止めになっていたのでたすかりました。



小樽市・朝里ダムジオラマ


朝里ダム・行き方
JR小樽駅前バス乗り場(2番)から北海道中央バスで朝里川温泉行きに乗車、終点の朝里川温泉バス停下車。
乗車時間は30分程度。330円。
日中は毎時0分発
途中、JR小樽築港駅も通るので、そこから乗車も可能です。
なお、終点の朝里川温泉バス停から約30mほどのぼったところにある小樽建設管理部でダムカードがもらえます。
また、朝里川温泉バス停から朝里ダムに行くには、来た道を分岐点まで約30m戻り、右の道を道なりです。


参考ウェブサイト:

ダム便覧・海が見えるダム(思ったよりも海が見えるダムの数は多いみたいです)
http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/DonnaKWKItiran.cgi?kw=67

峠を越えて・エゾリスのぺージ(昔から大好きなサイトです♪)
http://www.tougewo-koete.jp/ezorisu.html

朝里ダム・ダムカード配布についてのご案内(ぼくは水曜日に行きましたが、朝里ダム管理棟では配布していませんでした。要注意です)
http://www.shiribeshi.pref.hokkaido.lg.jp/kk/okk/TT/damucard.pdf


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小樽市・朝里ダム通行止め
posted by ahoujin at 16:37| Comment(0) | 公共交通機関で行けるダム

2016年09月19日

2016年9月10日 愛知県・名古屋市中川区尾頭橋 八幡園遊郭跡 







尾頭橋・不朽園2


名古屋に行く用事ができました。
でも、ただ行って帰ってくるのもつまらない。
そこで、以前から気になっていた尾頭橋の遊郭街に寄ってきました。
通り道ですしね。
尾頭橋駅からだと歩いてもすぐなのですが、空腹だったので金山駅で下車。


尾頭橋・八幡園金鈴商店


金山の松屋で昼食後、徒歩で尾頭橋に向かいます。
それにしても妙に人通りが多い。
まさか遊郭街を見に行く人の群れじゃあないしなあ、と思っていたら競馬新聞を持った人が。
尾頭橋の場外に行く人たちだったんですね。


尾頭橋・八幡園妓楼


ぼくは遊郭街に行くとき、事前の下調べはほとんどしません。
なぜかというと、事前の知識が無い方が感動や驚きが大きいからなんですね。
ただ場所がわからなくては行けないので、場所だけは大まかに調べて行くようにしています。


尾頭橋・八幡園妓楼和洋


そして、行ってきた後でネットでいろいろなサイトを見て『なるほど・・・』と色々な知識を得るというのがいつものパターンです。
『えーっ、こんなのあったの!!』
なんて、見るべきものを見そこなってしまう失敗もよくあるのですけどね。


尾頭橋・八幡園妓楼らんぷ


今回は、事前の知識が無くて成功したパターンでした。
実は、尾頭橋には大して期待していませんでした。
ついでに立ち寄るにはちょうどいい場所にあるから来たのですからね。


尾頭橋・八幡園


ところが、来てみてびっくり。
いい意味で期待を裏切られました。
あっちにもこっちにも妓楼らしき建物が。
そして、ここの遊郭は面積が狭いので、じっくりと見て回れるのです。
かなり興奮しました(笑)。


尾頭橋・つたや2


上の写真は、「つたや」というスナックの壁を隣のコインパーキングから撮影しました。
このコインパーキングは何をかくそう、以前は「床元」という妓楼があった場所です。
なんて、知ったようなことを書いていますが、先ほども書いたように事前の知識なしに行っているのでそういう場所とは帰宅して調べるまで知りませんでした。


尾頭橋・八幡園一力


下の写真は、銭湯・八幡温泉です。
この八幡温泉が実に味わい深いんですね。
併設のコインランドリーも必見です。
そうそう、この尾頭橋の遊郭は「八幡園」というそうです。


尾頭橋・八幡温泉



尾頭橋八幡園・行き方
JR東海道本線尾頭橋駅下車すぐ。
尾頭橋公園を目指して行くとわかりやすいです。
下の地図をご覧いただくとわかるように、八幡園は遊郭の道路が今もそのまま残っています。
その中心にあるのが尾頭橋公園です。
その尾頭橋公園を囲むようにいくつもの妓楼が残っています。
八幡園の妓楼は現在はほとんどが個人宅のようですので、散策するときはお気遣いをお願いします。


尾頭橋・八幡園地図



参考ウェブサイト:

レモン糖の日々(「床元」の写真があります)
http://lemonsugar.jugem.jp/?eid=225

不朽園(尾頭橋の入り口にあるいかした建物の最中屋さん。この記事の1枚目の写真にも写っています)
http://www.fukyuen.co.jp/index.html

八幡温泉(今の今まで「やわた」だと思っていましたが、「やはた」が正解みたいです)
http://aichi1010.sakura.ne.jp/nakagawa/yahata.html


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posted by ahoujin at 01:48| Comment(0) | 遊廓